ICT教育

2
11月

Pagesの電子書籍制作機能

AppleのPages(ページズ)でもEpub形式の電子書籍/電子教材が作れるとのことで、早速PagesのEpub制作機能を検証してみました。
インタラクティブな書籍を作る際は、iBooks Authorを使った方が良いようですが、Pageでも手軽に書籍を作れるので、知っておくと便利だと思います。
尚、検証したPagesのバージョンは7.2です。

目次
1.”iBooks Authorで作る縦リフローEpub”と”Pagesで作る縦リフローEpub”の違いまとめ
2.Pages for iOS
3.Pages for Mac
4.”Pages for iOS”と”Pages for Mac”の違い
4-1. Pagesの内容をiBA(Epub縦テンプレート)で挿入してみたら
4-2. Pagesの内容をiBA(iBaテンプレート_固定レイアウト)で挿入してみたら
4-3. Macで作ったPagesファイルをiOSで編集してみたら
5.まとめ
6.備考

検証結果:
1.”iBooks Authorで作る縦リフローEpub”と”Pagesで作る縦リフローEpub”の違いまとめ
-“iBooks Author”と”pages”のEpubは、どちらも動画・ギャラリー・方程式(Latex・MathML)・ハ イパーリンクは入れることができる
-どちらもEpubに書き出したものは文章の読み上げはできなくなる
-どちらもKeynoteはいれられない、縦読みは不可
-iBAの方は、ポップオーバーとhtmlを埋めることができる(Pagesでは不可能)
-Pagesはグラフ・図形をいれることができる(iBAでは不可 能)※グラフは全面拡大可能

2.Pages for iOS
-音声をPagesを使いながら録音できる
Apple Pencilでも指でも、描画したものをアニメーションにでき る(Epubでも書き出せる)——方法は、指で描画したあと、「+」の横の刷毛マークをタップすると出てくる(スマート注 釈はアニメーションにはならない)。※背景は透明にはならないため、文字の前で描画すると、Epubに書き出したときに背景が少しズレる。
-Pencilや指を使って「スマート注釈」を入れられる(ただしEpub書き出しでは削除されてしまう)
-インタラクティブグラフ(Epub書き出しでは削除されてしまう)

3.Pages for Mac
-iOS同様、音声をPagesを使いながら録音できる(ただし音声 の入力デバイスがあることが前提)
字にふりがなをつけてくれる機能あり
-縦リフローの場合、Pages内では文章の左揃えなど選択できる が、実際にiPadのiBooksアプリでみると全て中央揃え・インライン設定になる

4.”Pages for iOS”と”Pages for Mac”の違い
-ギャラリー機能があるため、複数の写真をギャラリーのように 見せられる(iBooks AuthorのEpubブックでもできる)
-固定レイアウト(横向き)で制作すると、見開きページを選ぶことができる(縦書きでも固定レイアウトにすることは可能)
-リフローのPagesの目次機能がうまく働いていないようで、Pages上では点線と数字表記になっているのが、iPadのiBooksアプリでみると点線などは消える(これについては、その情報がiPadのiBooksアプリのデフォルト目次に機能が移行するためだと思われ る。そのため、デフォルト目次にはきちんと数字まで記載されている。Epubのページ上にでてくるのはあくまで、目次機能を移 行した後の残留物を表示させているに過ぎない)
-オブジェクトはソフト改行で配置するとずれない(Epub縦だ とインライン設定になるため)Pages上ではルビが詰まってずれてみえるが書き出すと普通に 配置されている
-注釈については、Macだと「コメント」、iOSだと「スマート 注釈」が使える(どちらもEpubに書き出すときには削除される)。
-「変更をトラッキング」選択で変更内容をさかのぼれる
-固定レイアウトの場合は書き出すときに1ページで書き出す か、2ページで書き出すのか(見開き)を選べる
-マスターとしてテンプレートを制作できる

4-1.Pagesの内容をiBA(Epub縦テンプレート)で挿入してみたら
-ルビは消える
-背景に入れていた画像はギャラリーに置きかわる
-目次部分は1ページ単位で1セクションに変わり、その他は全 て1セクションにまとめられる
-Pagesでいれていたグラフ・図形は消える
-フォント情報は残る

4-2.Pagesの内容をiBA(iBaテンプレート_固定レイアウト)で挿入してみたら
-ルビは消える
-画像はそのままだが、ギャラリーにいれていた写真は1枚目のみ残る
-目次部分は1ページ単位で1セクションに変わり、その他は全て1セクションにまとめられる
-Pagesでいれていたグラフ・図形はそのまま残る
-フォント情報は残る

4-3.Macで作ったPagesファイルをiOSで編集してみたら
-ルビはそのまま
-スマート注釈が使えるようになるが、Epubに書き出すと削除される
-フォントはiOSに入っていないフォントはHelvetica Neueに置 き換わる

5.まとめ
-PagesでEpubを作るとき
iBooks Authorでできること はできず、
反対にPagesでできることはiBooks Authorではできない。
-epubでよりインタラクティブな ものを作るのであれば、iBooks Authorの方が適している(HTML・ポップアップが入れ られるため)
。インタラクティブ性の順は、
Pages<iBa_Epub<iBa_Books である。
-インタラクティブ性は損なわれ るが、ある程度文章量がありル ビを入れるブックであればPagesで作った方がよい。

「挿入できる要素やデバイスでの機能の大まかな比較」
6.備考
-Pagesでは描画をアニメーションにできる
-固定レイアウトは描画するとき、 特に制限がないがリフローは描画スペースの枠ができる
-PDF書き出しするとスマート注釈の内容も書き出されるが、Epubは書き出されない
-当然ながら、PagesはMac⇄iOSで相互編集ができる(例えば、 どちらかしか持っていないユー ザーとも共同制作できたり、 iPadだけで制作ができる)

以上
*2018年10月1日時点での機能となります。 

27
2月

iTunesU導入事例-山梨英和中学校・高等学校-

iTunesU導入事例「山梨英和中学校・高等学校」

iTunesUの導入事例を調べていたら、山梨英和中学校・高等学校様の”中一 家庭科”のコースでiTunesUを活用しており、コース内容が素晴らしいでご紹介いたします。

家庭科の授業で使う教材のプリントは既に紙で作成した穴あき問題集をスキャナーでPDF化し使用しております。iTUnesUのプライベートコース機能ではデフォルトで注釈機能が存在するため、恐らく公開用に「meta Moji」のアプリを添付したものと思われます。

当中学校様では授業にiTunesUを取り入れていたが、最近になってiTunesU上で授業を公開し始めた。書き込みアプリ「Meta Moji」をiTunes Uのコースに添付しているが、これはPDFに注釈をつけるためのものであり使い勝手が良さそうです。

また大阪教育大学付属天王寺中学校様では、iTunes Uのプライベートコースの導入を検討しているが、成績管理やチャット機能があることが必要と考えており、目下導入検討中の様です。チャットの機能はApple Classroomで代用できるかもしれませんので、別途調べて、報告致します。

13
2月

ICT授業セミナー受講

〜学校の先生によるICT授業導入セミナー〜

今日は、聖徳学園の国語教員兼ICT Directorである品田先生のセミナーに参加した。

内容は全般的に企業向けではなく、ICT教育の導入を検討されている教師に対する体験談及びメッセージであった。
なぜICT教育が必要であるのかから始まり、聖徳学園でのiPad活用方法などについて説明頂いた。一部ではあるが、教育現場で使われているAppの紹介もあり、非常に参考になった。品田先生は聖徳学園に赴任する前は桜が丘中学校におり、約4年間かけて全校生徒、教員、事務員、清掃員にまでiPadを普及させた方である。

最初の1年は専門教員にiPadを配布、2年目に1学年分の生徒に配布、3~4年目に全校生徒への配布を行った。品田様が我々のようなICT教育環境を提供するIT企業に伝えたいことは、機能ばかりを求めて様々なアプリを一度に授業で使用するようなものでは無く、初めは最低限の機能を利用(例えばカメラ機能のみ使わせるなど)させることが大事であると説明されていた。

確かに、多くのアプリや機能を使い、ICTを活用すれば、こんなこと、あんなことができるなどその可能性ばかりを提供するのではなく、使う側の立場でITを使い授業をしていただくことを定着させていくことが重要であると実感したセミナーであった。

 

13
2月

IT営業奮闘記-”Apple iTunesU”

〜今日は、企画の仕事で、Appleが提供している”iTunesU”について弊社の新規サービス内容を検討してみた〜

iTunesUは、学校側から見ると、実は2つの使い勝手があるのです。

・1つは、iTunesUを自校の授業に使うこと。
教科の一部をオンラインで提供することで、生徒はiPadさえあれば、学校に来なくても、生徒は自由な時間に、自由な場所で授業受けられる。また復習などの利用にも使える。昨今、企業がモバイルワークやウェビナー(WEB上のセミナー)を取り入れて始めているのだから、学校としても当然の流れといえるであろう。

・もう1つは、自校の授業内容を公開して、世界の人に観てもらうというものだ。例えば、ハーバード大学では、マイケル・サンデル教授の授業をiTunesUで公開している。つまりOpenCampusとし世界の学生に見てもらい、世界中から優秀な生徒を自校に入学いただくなど、PRの1つとして活用するものです。

上記を踏まえ、日本では、iTunesUの認知度が低い及びタブレットを使用した授業がまだまだ実験段階であることを前提にすると、まずは後者のOpenCampusとしての自校PRツールとして学校側に紹介するのを第一に考えようと思う。